第32回北陸の家づくり設計コンペ
第32回テーマ 土着の家

土着とは、その土地に古くから住み着いていることや、土地固有の文化や生き物を意味しています。「土着の人々」や「土着の文化」といったように、その場所や地域、気候・風土に強く根付いている状態を指します。1964年にニューヨークの近代美術館(MoMA)で「Architecture Without Architects(建築家なしの建築)」という展覧会が開催されました。展覧会の企画はバーナード・ルドルフスキーによるものです。世界中から集められ紹介された建築や集落は、「名もなき工匠たち」がその土地の気候や風土と長い時間をかけて対話を繰り返しながらつくり上げたものであり、その場所だからこその魅力を持つものであったため、世界中のどこにでも同じ性能を持つユニバーサルな建築を生み出すこととなったモダニズムの思想に対する痛烈な批評となりました。
今年のテーマは「土着の家」です。先に説明したように、土着とはその場所や地域の気候・風土、自然や人々、風習や文化に深く根付いていることです。一見同じように見える農作物も、実は土や水、光や風、気温や湿度などによって様々な個性を持っています。今私たちを取り巻く環境はどんどん均質化していっているように感じますが、私たち自身はある特定の地域に生まれ育ち、その環境に育まれながら生きています。だからこそ私たちは自分の個性やアイデンティティを確認できるのかも知れません。均質化が進む世界の中だからこそ、その土地に根ざした建築や空間、文化や人々のふるまいについて考えることが重要ではないでしょうか。それは、そこにあるべき建築を考えること、さらに言えば、そこにあるべき根拠を持った建築を考えることと言えるのではないかと思います。 北陸の家づくりコンペは、北陸という地域に特化して地域や風土と結びついた生活や住まいの在り方を 30 年以上にわたり問い続けてきた稀有なコンペです。今回のテーマは、このコンペの意義や可能性を再確認する機会となるでしょう。ちょっと難しいテーマのように思われるかも知れませんが、その土地や場所がどんな特徴や魅力、歴史や文化を持っているのかを考えながら、その土地や場所にふさわしい生活や家を考えてもらえれば良いと思います。皆さんの提案を通して、北陸という地域の魅力が様々な視点から再発見されてゆくことを楽しみにしています。
- 北陸の地域特性を活かした住まい
- 心豊かで健康な住まい
- 地域や街の景観・安心・快適への貢献
審査員
| 審査員長 | 竹内 申一(金沢工業大学教授) |
|---|---|
| 審査員 | 西本 雅人(福井大学准教授) 上原 雄史(富山大学教授) 他オダケホーム(株)より2名 |
(敬称略)
審査及び表彰
審査
部門別に行います
- 高校の部(高専1~3年含む)
- 短大・専門学校の部(高専4~5年含む)
- 大学・大学院の部(専攻科含む)
表彰
| 最優秀賞 | 1点(部門を問わず)賞金20万円 | |
|---|---|---|
| オダケホーム賞 | 各1点(部門を問わず)賞金7万円 | |
| 特別賞 | 北日本新聞社賞 北國新聞社賞 福井新聞社賞 |
各1点(部門を問わず)賞金6万円 |
| 優秀賞 | 各部門2点まで 賞金5万円 | |
| 佳作 | 各部門3点まで | |
※高校の部の賞金については、建築科・建築クラブの取り組みとして先生方にも熱心にご指導いただいており、賞金の半額を記念品として学校へ贈呈いたします。
「第32回北陸の家づくり設計コンペ」審査結果
オダケホームが主催する「第32回北陸の家づくり設計コンペ」の審査が2026年10月に行われ、3部門、計11点の入賞作品と9点の佳作が決定しました。今年度の応募総数は101点。たくさんのご応募ありがとうございます。
受賞されました皆様には、この後10/24(土)の表彰式・プレゼンテーションのご案内を(大学・大学院、短大・専門の皆様)にはメール。(高校の皆様には担当の先生宛)でメールにてお送りします。
また当コンペでは、佳作を受賞された皆様に上位受賞へステップアップするために審査講評を個別で送らせて頂きますので、ご確認ください。 10/24(土)表彰式・プレゼンテーション後の交流会では、審査員の先生方に直接作品の講評や審査ポイントなどお聞きできますので、ぜひお声かけください。また受賞者同士の交流の場としてもご活用ください。
10/24(土)の表彰式・プレゼンテーション終了後日から、応募者全員に「第32回北陸の家づくり設計コンペ」の作品集を郵送いたします。各大学・新聞社では受賞作品を展示もいたしますので、下記スケジュールをご覧ください。
◎審査員長の総評、受賞作品・講評は後日、HPでも公開しますので、お楽しみに♪
◎最優秀賞・特別賞受賞者5名のプレゼンはYoutubeでも配信します、X・Instagramでは表彰式の様子や受賞者インタビューも配信しますので、フォローお願いします!!
※受賞された皆様・高校担当の先生方へ
本日中に表彰式のご案内メールが届いているかご確認お願いします。届いていない場合はご連絡ください。
入賞者発表
最優秀賞
金沢が住まう家 -季候・人・まちを内包する住まい、移ろう暮らし-
松井 龍之介 金沢工業大学大学院2年
特別賞
オダケホーム賞
堤の家
荒井 鈴羅 富山県立富山工業高等学校3年
北日本新聞社賞
はじめのイエ
森 真結子 福井大学4年
北國新聞社賞
里山里海新景
村雲 叶都 福井大学4年
福井新聞社賞
錨泊する家
吉成 智紀 福井大学大学院2年
優秀賞
大学・大学院の部(専攻科含む)
短大・専門学校の部(高専4〜5年含む)
高校の部(高専1~3年を含む)
佳作
🔷一次審査通過者発表
A10、A13,A16、A20、A22、A23、A39、A42、A45、A50、A53、A58、A63、A64、A71、A73、A77、A79、A80、A82、A95、A97、A105、A108、A109、A112、B5、B8、B9、B11、B16、B19、B20、B21、B23、B24、B30、B34、B41、C2、C3、C5、C6、C7、C9、C11、C12
表彰式・プレゼンテーション
| 日時 | 2026年10月24日(土) 最優秀賞、特別賞を受賞した方は当日プレゼンテーションをして頂きます |
|---|---|
| 会場 | 富山県民小劇場オルビス(マリエとやま7F) 住所:富山市桜町1丁目1番61号(JR富山駅前横) TEL 076-445-4531 |


このコンペでは、住宅設計を目指す学生さん達の成長の機会として、入賞者本人によるプレゼンテーションや審査員、応募者も参加してのディスカッションを行っています。互いにコンセプト、工夫やこだわりを存分に発表し、これからの北陸の家づくりについて、語り一緒に考える良い機会となることを期待しています。
このコンペが、設計者を目指す学生にとっての登竜門となり、又、地域の皆様と共に、北陸が培った住文化とこれからの家づくりについて考える契機になることを願っています。
表彰式・プレゼンテーション後には、に審査員の先生方、学生さん同士の意見交換会も実施しています。作品のことや先生方、学生さん同士の交流の場となっております。
作品展開催
◎表彰式・プレゼンテーションの後、最優秀賞、特別賞、優秀賞の作品展示を各会場で以下の日程にて巡回いたします。
| 福井大学 | 福井市文京3丁目9-1 | 10/28(水)~11/5(木) |
|---|---|---|
| 福井工業大学 | 福井市学園3丁目6-1 | 11/6(金)~11/13(金) |
| 金沢工業大学 | 野々市市扇が丘7-1 | 11/26(木)~12/3(木) |
| 金沢科学技術大学校 | 金沢市三社町11-16 | 12/4(金)~12/11(金) |
| 富山大学 高岡キャンパス | 高岡市二上町180番地 | 12/12(土)~12/21(月) |
| 富山新聞社 高岡会館 | 高岡市広小路1-15 | 1/12(火)~1/20(水) |
| 北日本新聞社カルチャーパーク高岡(まなぶん) | 高岡市御旅屋町101(御旅屋セリオ6階) | 1/21(木)~1/28(木) |
※その他、オダケホーム常設展示場にて作品展示予定。




