HOME > 北陸の家づくり設計コンペ > 第14回北陸の家づくり設計コンペ

「第14回北陸の家づくり設計コンペ」概要

テーマ:100年住宅

一生住み続けたい家、子供や孫にも住み続けて欲しい家の提案を求めます。あなたの設計した家がこの様に住み続けられるならば、100年以上建ち続けることになります。 100年の間には、結婚・出産・入学・卒業などが繰り返されて、家族構成は刻々変化してゆきますし、人々の価値観やライフスタイルも、住まいを支える設備や、IT技術も変わってゆくでしょう。しかし、そういった変化が起きても、家族の絆や、家族を包む家はそれほど変化しないのかもしれません。家の変化が小さいということは、家族や住まいに長続きするだけの確かな関係や秩序が獲得されている場合に言えることでしょう。そのような「100年住宅」を提案してください。
「100年住宅」には、もう1つの意味が含まれています。それは、長寿命住宅は「持続する地球環境」に対し、大きな貢献になることです。この視点も提案に含めてください。
また、住宅として当然必要な下記の項目に対する提案も付け加えてください。

  1. 心豊かで、健康な住まい
  2. 地域や街の、安心安全快適への貢献
  3. 北陸の地域特性を活かした住まい

審査及び表彰

表彰式・作品発表会

審査

部門別に行います

  1. 高校の部(高専1~3年含む)
  2. 短大・専門学校の部
  3. 大学・大学院の部(高専4~5年含む)

表彰

最優秀賞1点(部門を問わず)賞金10万円
優秀賞各部門2点まで賞金5万円
特別賞北日本新聞社賞各1点(部門を問わず)賞金5万円
北國新聞社賞
たんぽぽ賞(オダケホーム賞)

※高校の部については、建築科、建築クラブの取り組みとして先生方にも熱心にご指導頂いており、賞金の半額を記念品として学校へ贈呈します。

審査員

審査員長水野 一郎(金沢工業大学教授)
審査員蜂谷 俊雄(金沢工業大学教授)
福井 宇洋(福井大学大学院工学研究科助教)
濱田 修 (有限会社濱田修建築研究所)
他オダケホーム(株)より2名

(敬称略)

「第14回北陸の家づくり設計コンペ」結果

オダケホームが主催する「第14回北陸の家づくり設計コンペ」の審査が平成20年9月に行われ、3部門、計10点の入賞作品が決定しました。

作品展開催

北日本新聞社高岡支社11月7日(金)~11月13日(木)高岡市あわら町
福井大学11月17日(月)~11月21日(金)福井市文京
福井工業大学11月22日(土)~11月28日(金)福井市学園
金沢工業大学12月11日(木)~12月18日(木)野々市町扇が丘
エルフ金沢12月19日(金)~12月23日(祝)金沢市下本多町
北陸銀行高岡広小路支店1月15日(木)~1月21日(水)高岡市丸の内
北陸銀行高岡南支店1月22日(木)~1月28日(水)高岡市赤祖父
日本海ガスショールームプレーゴ1月30日(金)~2月5日(木)富山市黒崎
以降、オダケホーム常設展示場にて作品展示予定

総評

近年200年住宅への問いかけがあちこちに見られますが、今回の課題をあえて「100年住宅」としたのは100歳の方が多く居られる長寿社会の到来で100年は自らの人生の想像の範囲にあると思うからです。200年の予測は難しいが100年住み続けられれば200年の家はその延長上にありと思えることも一因です。
日本の戦後住宅は約30年平均で取り壊されているとのレポートがあるように短命です。その原因は構造や建材が長持ちしないという建築的理由、時代と共に大きく変化する住まいへの価値観やライフスタイルに対応できないという社会的要因、古くなったキッチン、バス、トイレや冷暖房機器と共に建て替えたいという設備的理由、農村から都市へ、都心から郊外への住み替え要因、木造住宅は15年経つと資産価値が著しく下がるという不動産の理由など多様です。
応募作品にはそれらの原因に対応した提案が数多くありましたが、大別すると4項目に整理できます。

  1. 最も多い提案は結婚・出産・入学・就職・死亡など100年の間に刻々変化する家族の歴史への対応です。その方策は諸室を使い回してゆく方法であり、間仕切りの変更による案、グリッドのユニバーサルスペースの可変性による案、コンテナ状個室の付加削除による案などがありました。
  2. 次に多いのは家族の絆が重要という提案です。3世代の一人一人がそれぞれの活動をしながら、かつ家族全員が居心地良く楽しい生活を送れることがその住まいを大切に使い続けることにつながるという住宅計画の基本再確認です。
  3. 視野を立地環境にまで広げた案として、地域社会に開かれ愛され人が集まる住まい、緑や水の豊かな環境を持つ自然共生型の住まいなどがありました。いずれも住み続ける基盤として優れた居住環境を築くべきという主張です。
  4. 少なかったのは建築の構造・技術・建材・設備・メンテナンスなどへの提案です。学生諸君にとっては建築の現場的技術についての知識や知恵は不充分なことから止むを得ません。なかに定期的な補修により住まいを良好な状態に維持してゆく提案があり感心しました。日本の伝統的木造住宅が何百年も生き続けているのは定期的な修繕が積み重ねられているからです。

以上のように「100年住宅」を考えるという事は本来あるべき家族生活、コミュニティー、居住環境、建築技術を再確認し、それに相応しい住宅を求める事です。その成果は単に持続する地球環境への貢献だけでなく、住み続けたい住宅、住宅地をつくることにつながっています。

審査員長 金沢工業大学 教授 水野一郎

審査結果

画像をクリックすると拡大します。

最優秀賞(全体の中で1点)

最優秀賞作品

上井 恵美

金沢科学技術専門学校2年

特別賞

たんぽぽ賞(オダケホーム賞)

たんぽぽ賞(オダケホーム賞)作品

竹本 詩乃

お茶の水女子大学大学院1年

北日本新聞社賞

北日本新聞社賞作品

小櫃 奨太

富山県立高岡工芸高等学校3年

北國新聞社賞

北國新聞社賞作品

山越 あゆみ

金沢工業大学4年

優秀賞

大学・大学院の部(高専4~5年を含む)

優秀賞作品

山下 貴久

福井工業大学4年

優秀賞作品

綾城 圭

横浜国立大学大学院2年

川口 圭介

横浜国立大学大学院2年(2名共同)

短大・専門の部

優秀賞作品

池田 圭太

職藝学院2年

湯中 大将

職藝学院2年(2名共同)

優秀賞作品

村上 千夏

金沢科学技術専門学校2年

高校の部(高専1~3年を含む)

優秀賞作品

平瀬 由衣

富山県立高岡工芸高等学校3年

優秀賞作品

山本 飛鳥

富山県立高岡工芸高等学校3年

(敬称略)

PAGETOP