家づくりのきっかけは？

結婚をきっかけに家づくりをはじめました。妻が電車通勤ということで、駅近の土地を探していて、実家からのアクセスの良さも考慮した土地に決めました。

▲テラスに続く土間が特徴のあるリビング。趣味にも使えるマルチな空間。

家づくりのテーマは？

家づくりのテーマは「大正ロマン」。自分たちの好きなレトロ感あるテイストに細部までこだりました。間取りや色合いなど、設計士やインテリアコーディネーターの方にもたくさん提案してもらいながら、イメージ以上に素敵な家に仕上がり満足しています。

▲書院づくりをモチーフにした小上がりの畳スペース。框（かまち）は、木目を際立たせる浮造り（うづくり）加工で表情豊かな仕上がりに。

 

▲和室の地窓からは中庭を望むことができる。日本庭園の「枯山水」をイメージし、シンボルツリーの楓の周りには苔も生やしている。敷き詰められた石で水の波紋の模様を描いたのは、ご主人のアイディア。

インテリアでのこだわりは？

家づくりを進める中で、インテリアを決めていく際に、できれば地元の伝統工芸を使用したいと考え、色々と調べました。家づくりを通して富山の伝統工芸に触れ、改めてその魅力や奥深さを知りどんどん惹きこまれていきました。

 

▲トイレには「モメンタムファクトリーOrii（高岡市）」の同タイル（右）と、「ガラス作家安土草多さん」の照明を採用。やわらかな光と陰影が幻想的な空間。

 

▲「タニハタ（富山市）の組子細工が目を惹くリビング。組子細工は、間接照明にもなっており、夜明かりをつけると組子が浮かび上がり、ぐっと趣が増す。

▲ダイニングの照明も「ガラス作家安土草多」さんの作品 ▲FUTAGAMI（高岡市）」の真鍮スイッチプレートも存在感抜群

▲玄関の個性的な花器は「モメンタムファクトリーorii（高岡市）」のもの。可愛らしい梟の置物は、高岡銅器の作家である奥様の祖父の作品。この家の雰囲気にぴったり。

インテリア以外にこだわった部分は？

デザインは「大正ロマン」ですが、住宅設備は使いやすさはもちろん、省エネ性にもこだわりました。太陽光発電とエネファームを組み合わせたゼロエネルギーを採用したり、スマホ連動型のインターフォンや、最新の音響設備など、家の中のいろんなところに最新設備を使っています。

▲広々としたスペースと収納もたっぷりで使いやすい造作洗面台。

▲毎日の料理が楽しくなるキッチンスペース。

 

 

▲金属サイディングとセメントの質感を活かした建材「ソリド」を組み合わせた外観。屋根には太陽光発電を搭載。